愛知県公立高校入試マークシート教科別問題を予想!

高校入試

今年から愛知県の公立高校の一般入試はマークシートに変わります。
マークシートの形式、問題例が公式に発表になりましたのでお知らせします。

見解としては、出題方法は変わりましたが、内容が大きく変わるわけではありませんので、過去問題は有効だと思われます。
愛知県の入試はもともと記号選択(ア~エで選択)が多かったため、それがマークシートになったという形です。

 ほんとうに過去問題学習で良いの?

疑問にお応えするために以下詳細に記述しますのでご覧ください。

ただし、特色選抜、2次選抜、外国人生徒等選抜、全日制単位制選抜、定時制課程は従来の筆記解答用紙となります

愛知県公立高校マークシート

愛知県高等学校への入学(愛知県公式)ホーページに掲載された概要は以下となります。
リンクをクリックいただくとPDFをご覧になれます。

まずは上記をご確認後、以下に科目ごとにポイントをまとめました。
比較しやすいように昨年度A日程の過去問題・回答もリンクを貼ってあります。
あくまで予想ですのでこの通りとは限りませんが参考になれば幸いです。

英語

  • リスニング問題は従来と同じ正誤の5問5点問題
  • 筆記文章の2点問題だったところは、選択肢が(ア)~(コ)まで。
    過去の国立過去問題の様式からも、このような形式ですと、文章の単語すべてに(ア)~(コ)までの記号が割り振りされて、〇番目と〇番目に当てはまる単語を塗りつぶしなさいという文章作成問題になると予想。1行で2カ所にマークさせることで文章が作成できていることを確認することに。
  • 筆記1、3(5)は2点問題、残りは1点問題の合計22点満点。4(1)(4)はbd、xyの完答で1点は、従来と変わらず。
  • 結論として出題形式が変わらないため、過去問題学習が非常に有効と想定。
  • リスニングの5点が難易度が比較的優しく、これが確実にとれるかが大きく左右するのは過去問題と同様。

> 昨年の過去問題・解答(A日程)と比較してみる

数学

  • 大門1は基礎計算問題。10問10点問題。計算結果を4つの答えから選択。
    ただし、公開された事例にある通り、計算だけはなく知識や思考を求め、複数選択となる問題が1問以上出題されると思われる。
  • 大門2は(1)、(2)、(3)②の3つが2点問題。(3)①は1点問題で従来と同じ。(2)はabcの完答で2点。合計4問7点。
    (3)①のグラフは選択の答えとなり1点だが、①ができないと②の2点問題が正答できないのも従来と同じ。
    2次関数や連続する和等の展開の応用が2点問題となる。
  • 大門3は(1)、(2)①、②、(3)①、②で5問5点問題。アイウ等の選択肢は完答となる。
    従来と同じ定理や比を使いながらの図形問題で、長さ、面積、倍数を求める問題である。
  • 結果として出題形式が変わらないため、過去問題学習が非常に有効と想定。
    ただし、例えば分数は記述であれば分母から読むが、マークシートは分子から書いたりするため、マークシートに慣れる必要性がある。
  • 大門1だけで10点あるのは変わらず、この基礎問題がどれだけとれるかが大きくことなる。

> 昨年の過去問題・解答(A日程)と比較してみる

国語

  • 大な違いとして、80文字の長文作成問題が無くなる。代わりに1(四)のようにア~コ×3(30個)の完答選択問題となる。
  • 1(六)、3(四)、(五)が各2点と上記長文問題が2点で、合計22点満点も変わらず。
  • 過去問題を見るとわかるが、この長文問題以外はほとんど記号問題であったため、出題形式はほとんど過去問題と変わらない。
  • 過去問題でも記述しない選択問題だけで18点あった。よって過去問題でどれだけ点がとれていくかで変わる。

> 昨年の過去問題・解答(A日程)と比較してみる

理科

  • グラフ記述問題がなくなり、グラフ・図形は選択問題となる。これが2点問題となり、22点満点になることは変わらない。
  • 計算問題については、数学同様に選択問題となる。
  • 過去問題でも選択問題が15点分あり、計算が2問、漢字が1問、グラフ・図形が2問となっていた。
    よって、選択問題重視であることは従来と変わらず、国語と同様に過去問題で学習が可能となっている。

> 昨年の過去問題・解答(A日程)と比較してみる

社会

  • 文章記述問題はなくなり、選択問題となる。国語長文記述のような複雑な選択ではなく、シンプルになると思われる。
  • 記述に変わる選択問題と、複数選択問題の2つが2点問題で、残り1点問題の22点満点になることは変わらない。
  • 過去問題でも選択問題がほとんどで、昨年A日程では記述1問と単語1問しか記述がなかった。このため出題形式はほとんど過去問題と変わらない。
  • 昨年は選択式問題のみで19点分あり、選択問題重視であることは従来と変わらず、過去問題で学習が可能となっている。

> 昨年の過去問題・解答(A日程)と比較してみる

理科・社会の学習における注意点

従来は2回筆記試験があり、3年間分という幅広い学習の中で2回に分けて各分野が出題されていました。
今年より1回となります。当初はまとめて幅広い分野からポイントごと出題されるのかと思いましたが、出題形式からすると従来と変わらなです。

こうなると、もし苦手分野が出題された場合は2校とも得点がとれなくなります。1分野3~4点で、6単元ほどが出題です。
過去問題で幅広い分野を復習し、0点となる単元を作らないようにすることが大切です。

以上受験生の皆様の心の準備、参考となれば幸いです。
また、中学3年生だけではなく、中学2年生、1年生も過去問題学習を行うと思います。
3年間は出題形式が大きく変動することもないと思いますので認識いただければと思います。

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