定期テスト課題の取り組みについて

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定期テストの点数がとれているのに、内申点が上がらないのはどうして?

多い質問ですが、内申点は定期テストだけで評価されるものではありません。
授業態度、小テスト、提出物、実技。いろんな評価をして内申点が出されます。
2021年度中学校の新学習指導要領より「知識・技能」「思考力・判断力・表現力など」「学習に取り組む態度(主体性・人間性)」という3点で内申点を評価すると明記されています。
気づきますか?ここには「テストの点数」なんて記載はありません。

評価基準を知ろう

3つのうちの1つが「学習に取り組む態度」です。提出物を期日通りにしっかりとやって出すこともこちらの項目です。
小学校から大学入試まで言われているのが「思考力」です。これは小テストや授業の提出物で思考問題を出題して判断されています。一部実技もこちらの項目に入りますね。
そして定期テストは「知識」を調べるものです。一部実技もこちらにも入ります。そして授業の小テストの点数もこちらに加味されます。

これでわかりますか?
定期テストの順位が内申点評価基準ではないのです。
普段の授業。態度や小テスト。提出物。これらが6割です。
学習指導要領に書いてあるのです。先生もそれを加味して評価しないといけないのです。
だからこそ、小テストを実施したり、提出物を出せと言われるのです。

提出物の評価について

「学習に取り組む態度」を判断する基準として、課題提出物があります。
見ているのは「態度」なんです。〇×ではありません。

課題評価で期限に提出しているのにいつもBとかCになるという子のほとんどは、提出物がきれいすぎです。

先生は、今までも提出物をずっと見ています。何百人、何千人と見ています。
・定期テストで平均点以下しかとれないのに、課題は全部〇。これってありえると思いますか?
・文章で答える問題や難しい問題だけ空欄で答えを赤字で書いてある。これってちゃんと解いたと思いますか?
・数学や理科の計算で途中式が無く、きれいに解答だけ書いてある。これ提出受けて解いたと思いますか?

私は何回も同じことを伝えています。
・間違ったら問題に×だけして、ノートに解きなおしをしよう。問題には答えを書かない。
・提出物なら、解きなおししたものを貼り付けて提出しよう。
・暗記なら語句を2回書きなおししよう。

受け取るのは先生です。
本当にがんばったなら、そのがんばりを先生が読めていますか?先生に伝わっていますか?
先生にがんばりを伝えた人が、提出物評価が上がるのです。

定期テストの問題の多くは課題から出題されています。
だからこそ、課題は出せばよいのではなく、間違えた問題は2度解くべきです。
そして2度解いたことを貼り付けして出すべきです。

何で評価されるのか。しっかりと考えてみましょう。
この自ら考えるという行動は思考力にもつながります。

先生からすれば、自分が出してと伝えた課題。
しっかり取り組みしたことがわかるような状態でもし提出があったら。嬉しくなる気持ち。わかりますか?

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