令和5年(2023年)愛知県公立高校入試の変更点まとめ

勉強

今年度は昨年までの公立入試とは大きな変革が行われました。
入試日程が発表になったので少しまとめたいと思います。

皆様の入試への準備の参考になれば幸いです。

2校受験は変更なし!でも受験回数は1回

私立無償化から私立希望者が増えましたが、それでも公立希望者の多い愛知県。
ABグループ分けによる第1希望、第2希望の2校受験は変わりませんが、学力検査が1回となります。
また学力検査はマークシートとなります。

願書提出期日 令和5年2月10日(金)
一般選抜試験日程 2月22日(水)
面接実施日 Aグループ 2月24日(金)/ Bグループ 2月27日(月)
※面接の実施は高校により決定されます。面接の実施がない高校も出る可能性があります。
※音楽科、美術科、スポーツ科学科、デザイン科(名古屋市立工芸高校のみに関しては、実技試験が面接日に行われます。

合否は評定得点(内申点9教科45点×2倍=満点90点)+学力検査得点(5教科×22点=満点110点)の合計200点の順位で決まります。
ただし、評定得点を1.5倍(満点135点)で計算する第Ⅱ類、学力検査を1.5倍で計算する第Ⅲ類は従来の通りあります。
これに、さらに内申点を重要視した評定得点を2倍(満点180点)で計算する第Ⅳ類、学力検査を2倍で計算する第Ⅴ類が新たに加わりました。

試験対策はミスを無くすのが重要

定期テストと異なり、入試は20問しかありません。この点は従来と変わずです。解答が選択式(マークシート)になっただけですので、過去問題は有効です。
問題数が少なく、試験は1回しか受験できませんので、入試対策としては、計算ミス、マークミス等のミスをしないことが重要です。

1問のミスが合否を左右してくるよ

推薦受験は別日程に

以前は推薦選抜試験と一般選抜試験が同時に実施されていましたが、別日程に変更。
推薦受験で落ちた場合は一般受験が受験可能な日程となります。また、推薦に筆記試験はありません。

願書提出期日 令和5年2月1日(水)
面接実施期日 2月6日(月)
合格者発表 2月8日(水)

また、推薦選抜試験において、以下の高校は面接以外に特別検査が実施されます。

名古屋市立工芸高校デザイン科、三好高校スポーツ科学科、明和高校音楽科、菊里高校音楽科、旭丘高校美術科、その他国際英語科(国際教養科)で学校が必要と判断した場合については実技・学力等の検査が追加されます。

より実力が明確に

好きだけではなく、特に専門課程の推薦では、特別検査による実技試験等があり、実力が大切になります。

なぜその高校に行きたいのか。そのために学んできたことの証明となるのが資格検定や大会実績です。
積み重ねていきましょう。

資格検定や大会実績等、実力の証明が重要に!

特色選抜試験が追加

新たに追加された選抜試験です。専門課程がある高校で、その学科・コースでの能力・実績を重視した試験です。
専門課程があるすべての学校で行われるわけではなく、一部の高校での実施となります。専門課程の高校の推薦受験+特別検査と同様になります。
日程も推薦受験と同じ日程で行われます。
特色選抜試験と推薦選抜試験の両方を採用する高校も出てくると思います。この場合はどちらかでの受験となります。

専門課程・コース等
・農業、工業、商業、水産、家庭、看護および福祉等の学科
・理数、体育、外国語、国際教養、総合等の学科、および普通科にある特色あるコース
※音楽科、美術科は特色選抜試験はありません。

子どもの特色を活かす専門課程

面接+学科の特色を検査する方法(作文、学力検査、プレゼンテーション、実技検査等)により、自分の特技を活かす受験が可能に。

スポーツなら実技、英語なら英文問答等で行われます。他科目も熱意をもった行動で、相手に伝わることが大切になります。

自分の特技を磨いて受験が可能に。

成績は2学期が最重要に!

従来の私立高校受験と同様の受験タイミングとなりました。これにより、2学期の成績が最重要になります。
今までは1学期が悪くても2学期→学年末と上げていけば入試に間に合いました。ところがその時間が短くなります。1学期→2学期だけでジャンプアップはかなり難易度が高いです。
中学3年生1学期の内申点は7月にわかります。ここから入試準備しては遅いです。その内申点は5月の中間テストから始まります。

入試を知り、1学期から入試、受験する学校のレベルを意識して課題提出のA評価、そしてテストの得点を取り、資格・大会で少しでも有利になる意識を持って行動しましょう。

愛知県公立高校入試 (愛知県のページ)

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